怪我が治る仕組み、いわゆる組織修復過程というものがあるのですが
それを知っているからこそ、痛み消失=組織修復完了ではないんだよ…っていつも思います
日にち薬で、痛み消えたよーとか
2.3日後に痛くなくなった…とかよく聞きますが、
それを治った!と思う方が多いんですよね。
けど、実は組織の機能回復はまだ完了していなく
炎症が落ち着いて、痛み自体がうまく消失してるだけだったりします。
だからこそ
痛みがなくなった=治った!と思って安心して必要以上に負荷を重ねてしまうと
今は大丈夫でも、時間と共に痛みが出てきたり
いたみがでるはんいも、元から痛かった部分だけではなく
周辺組織含んだ広範囲に広がってしまうこともあります。
痛みだけだったのが、気づいた時には機能低下につながることも…
そのような患者さまを診ていて、なにより大変なのは
その機能低下にも自覚的には気づかない方が多いということ。
私に限らず、誰かにに教えてもらって、
初めて『え???』って気づき、困っちゃう方もいますね。
気づいた時には、
長年築いてきた体の負債はすぐ治る状態じゃない場合も…
だからこそ、痛みというもので判断するのではなく
動かしやすいか(機能的に低下していないか)を基準に考えれるといいですね
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